『変光星』

いまだに、素朴に、よくわからないのだけど、
この手の自閉の少女の手記やら、
自閉の成年や少年のエピソード、自伝やらは、
どの程度に新奇なものなのでしょうか・・。


変光星―自閉の少女に見えていた世界

変光星―自閉の少女に見えていた世界


こういった書物を、
「不思議で変わった世界観の提示」みたいに絶賛して
とりあげるメディアがあったり
医療の分野で「ケーススタディの貴重な材料」とか
いわれてたりするのをみるたびに、


どこまで本気で言っていて、
どこまでブームに乗ったフリしてるのか、
わからなくなります。


ここに書かれていることは、
全ての人との共通体験だとおもっていました・・
今でも、半分、そうおもっていますけど、
誰にもきいたことが無いのでわかりません。


すくなくとも、これ系の書物のエピソードは、
私にとってはあんまりにも日常的で当たり前すぎて、
メディアからの持ち上げられ方が、
何かバカにされているようーにも感じます。


本書は、ネット上の紹介で、
「あーこれ、たぶん私と一緒だな」とおもったので、
“共感者の存在を確認”するために、読みました。
例のごとく。


まさしく、自分そのものでした。
何も新奇なことはありません。