2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『惜しみなく愛は奪う』

読んでいて、文調がニーチェにありがちな上から目線だなと思っていたら、ニーチェの文献が文中に引用されていたので、ああ、当人も影響されての、そのノリか、と得心しました。 惜みなく愛は奪う (岩波文庫 緑 36-5)作者: 有島武郎出版社/メーカー: 岩波書店…

『たった一行で人を動かすメールの仕掛け』

amazonで高評価、ベストセラーってなわけで、どんだけすごい本なんだろう!?と思い、読んでみました。 んーー。 誰かがこの本のテクニックで私へメールを書いても、私は動かないと思います、。

『人とつながる表現教室。』

山田ズーニーさんの文章は大好きで、このたび文庫になった本書、嬉しく買いました。 人とつながる表現教室。 (河出文庫)作者: 山田ズーニー出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/09/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (6…

『食べても太らない 世界一美しくやせる ダイエット』

ベストセラーということで。本屋さん目立つところに置いてあるし。とても興味あるし! ぱらぱらめくった感じ読みやすそうだったので、お買い上げ。で・・なかなか・・。プロのモデルさんなみのプログラムでした。 食べても太らない世界一美しくやせるダイエ…

『十頁だけ読んでごらんなさい。』

なんで、遠藤周作先生の文庫が、いちばん目立つ店頭においてあるの!? ・・狐につままれたような、ラッキーなような、摩訶不思議な現場に遭遇。古典の域に入りつつある遠藤先生の本が、新刊コーナーにあることにびっくり。「心に届く」手紙の書き方、文章の…

『おいしい店とのつきあい方』

飲食店にもいろんな形態があって、割烹でもファミレスでもファーストフードでも、すべて経済活動の発生するところはテーマパークのようなものだと思います。そこに人がいる以上。 そして、二人以上の人と人が付き合うかぎり、お互いが相手へサービスするのは…

『銀嶺の人』

主人公は対照的なふたりの女性です。 このふたりの、仕事における個人的な生活模様の描写がまた、専門的で読ませるんです。 著者の情報収集力と、それを小説に生かす技が垣間見られ、唸りました。 銀嶺の人(上) (新潮文庫)作者: 新田次郎出版社/メーカー: …

『生まれ出づる悩み』

有島武郎の小説はちょっとねちねちしすぎの感もありますが、これ『生まれ出づる悩み』は体調とのバランス加減で、今の私には読みにくいだけなのカナ。 白樺派、私は好きです。 理想主義、人道主義、個人主義。この時期の小説は、理想主義だけあって考え方が…

『新釈 現代文』

こんなに面白い文庫本に出会ったのは、数年ぶりです。 新釈 現代文 (ちくま学芸文庫)作者: 高田瑞穂出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/06/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 72回この商品を含むブログ (33件) を見る 今でいうセンター試験解説本、塾…

『無銭優雅』

表紙が素敵じゃあ ありませんか? このレトロチックなカバーをみているだけで、数時間過ぎてしまいます。 「無銭」「優雅」を組み合わせ『無銭優雅』なんて、画数が多い点、なにげに古風で、しかも組み合わせ方が楽しくて、うっとりする四字熟語だなぁと思い…

『あなたが、いなかった、あなた』

真っ先に思い浮かべたのは、遠藤周作『わたしが・棄てた・女』のタイトル。 語感が似ていたので。えっと、それだけです。 あなたが、いなかった、あなた作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/01/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 24回…