『風味絶佳』

風味絶佳 (文春文庫)

風味絶佳 (文春文庫)


言葉のうつくしい小川洋子さんが、山田詠美さんの某著書を絶賛されていたので、あの小川さんがそこまで言うのならばと、その某著書を書店で探しました。
ですが見つからなかったので、『風味絶佳』を買いました。小川さんが信頼を寄せるほどの言葉を紡ぐ方ならば、どこから切り取っても同じクオリティで読ませてくれるだろうと思いましたので。


女流作家には、もともとあまり興味がない私です。というのは、女流作家の質は、世界中の本を寄せ集めて平均すると、男性作家よりも劣るように感じるからです(私視点からの評価)。キレに欠けるというか。捕らえている世界観の質が劣るというか。
これは、女性が男性より劣るという意味ではなくて、深く捕らえている女性はそもそも情報発信しないか、あるいは、しにくい傾向にあること、そして、深く捕らえていなくとも安易に情報発信できることを世界中の親切なみなさんが許してくださっていることに起因しているのだと思います。


ともあれ山田詠美さんにはハマりそうです。
(小川さんへのハマり具合にはかないませんが・・・・・・)