『惜しみなく愛は奪う』

読んでいて、文調がニーチェにありがちな上から目線だなと思っていたら、ニーチェの文献が文中に引用されていたので、ああ、当人も影響されての、そのノリか、と得心しました。


惜みなく愛は奪う (岩波文庫 緑 36-5)

惜みなく愛は奪う (岩波文庫 緑 36-5)


自分の本棚から読み直した本なので、たぶんむかしに読んだのだろうけど、内容をすっかり忘れていました。


この本に書かれているようなとおりに物事を思考していたら、日常生活がおろそかになりそうなんだけど。
考え事が趣味な私としては、乾き物のおつまみみたいに何度でも読める本かもしれません。