『尾張春風伝(上)』
なんとなく心に残った言葉をば部分抜粋。
(詳細は本書をご参照ください)
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2000/08/01
- メディア: 文庫
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彼は名古屋を意識しつつ、つとめて振り捨てようとした男だった。
「時代」より
「わからぬか。つまり、おれにはこの話、下らぬのよ。
つまらなすぎて、かかわりたくもない」
・・つまらぬ争いをしておるものよ、と道春には思えたのだ。
・・こそこそと他人の行動をうかがうとは、なんときたないことか。
・・おれはそんなこそ泥のようなふるまいとは無縁のままでありたい、と思うのだ。
「変事」より