夏の嵐(2)

空は明るかったが、こんな不穏な雰囲気のなか、のんびり布団干している場合じゃないという気がしてきて、さっさと取り入れた。
途端、サザーーーー!と雨が降り出した。危機一髪・・!そしてこれはもうアトラクションなのかっていうくらい、雨しぶきが、斜めに横にわんわんむせび降ってきて、感動ーーー。


こんなときだけは、つくづくおもうのだけど、ひとり暮らしっていいよねぇ・・。雨が降っているときに、窓をあけて、シャワワー涼しいいーなんて、あんましできないもんねぇ・・。良識のある同居人がいたら、雨降ってるときに窓あけちゃ怒るだろうし、。それにしても、気持ちいいー。
夏だねっ!


あとでおもったのだけど、蝉は、雨が降っているときでもなくのだろうか?
蝉の声は、いつも炎天下灼熱の空気とセットになっているんだけども、雨がふっているときにないているのかどうか、意識したことがなかった。気がつけばジージー暑い蝉の声、気がつかなければ、気がつかないことにも気がつかない。


ピントがずれていたらみえる景色は変わってくるし、チューナーの調子如何によっては聞こえる音も違ってくる。
入道雲は、存在しないからみえないのか、それとも存在しているのにみえないのかは、悲しいかなわからない。けど、いまのところ、蝉の声はしかと聞こえている。雨音のなかにも蝉の声があるのかどうか、また夕立がくるのを待つとしよう。
(夕立がくるなら休日を希望ー)