日々娯楽読書

女流作家は、作品の程度が低いと思っていましたし、
そう公言してもいたのですが、


そもそも私は女流作家とやらの小説をほとんど読んだことがなく、
読みもせずに断定するのは大人気ないと思いまして、
最近は山田詠美さんと川上弘美さんの本を読んでいます。


自分が女性なので、自分とおなじ感覚の文章を見ると鏡を見ているようで、
「オェー」と吐き気を催すから苦手です。


といいつつ、こうまで看板たてて忌み嫌うべきものでもないよねと見直し、
最近は女流作家のものも選んで読んでいます。
ああー面白いですね。
彼女らの文章はリアルな生に即していて、
万人受けしてやろうといった、おちゃらけの思想は無いんですね。


軽く読めそうなのに、読むうちに、
おざなりにできないある種の停滞感に腕を掴まれる、
読み飛ばせない心のひっかかりがあって、
このままほうっておけない気にさせられる。


ほか、本屋さんで目についた本など、ちょこちょこ買って読んでます。


P.S.
サガン新潮文庫)のいくつかを併行して読みかけているのですが、
フォントが小さく、
そのうえ、この明朝体の形がぐにゃぐにゃしていて読みづらいのと、
翻訳が不自然なのと、私の集中力がないのとで、
なかなか勢いに乗って読み進められません・・。
10年前に読んでたものなので、ページに折り目やらゴミやらついてます。