イワシとパイナップルの佃煮
いわゆるレシピ、ってやつは私の台所感覚からすれば、なにをわかりきったことを・・塩○グラム、砂糖○グラム、オリーブオイル小さじ○杯って、いちいちめんどくせー、それくらい自分の味覚で調合しろよアホか。と思ってしまう存在意義のわからん記録です。
その料理名または完成図を見れば、“適宜”な量の素材と調味料で似たようなもん作れるっしょ。どこかでそれっぽい料理食べてるだろ。レシピとか要らんだろこれ?
でも、ある状況下においては、やっぱり要るんですね。
異国の料理を再現する、一定のクオリティで暖簾の味を守り続ける、そんなとき。
いや、じつは、そんな切羽詰った状況でなくとも、レシピの必要な場合があるのです。たとえば、説明しようとしてもネットで検索して出てこないくらいのマイノリティーな料理なとき。
○メニュ:かたくちイワシとパイナップルの佃煮
なぜこんな奇天烈な料理を作ったのかといいますと、先日、南の島へ行ったときのパイナップルが冷蔵庫に残っておりまして、ちょうど、かたくちイワシも手元にありまして、そういう事情からです。
私は決して酢豚&パイナップル、ハンバーグ on パイナップル を好む者ではありません。
(たぶん嫌いではないですが、そういったあからさまな、おかず系とフルーツのコラボを自ら選択して食べることは無いです)
材 料:煮干(てきとうな量)
:ドライフルーツのパイナップル(てきとうな量)
:醤油(てきとうな量)
作り方:上記材料をあわせてコトコト煮ます。完成。
って結局てきとーなレシピですかい。
これがですねぇ、じつに甘露煮っぽくなるんです。
パイナップルとわからなくらいに生の醤油で煮詰められたこの塩っぱい麹くさいパイナップルもどきは、シャキシャキと繊維豊富な別の何物かになっていました。意外と熱い白ご飯に合います。
勇気があればお試しください。おいしいですよ。
ほんとに、罰ゲームじゃないですから!