万願寺唐辛子しば昆布和え

いつぞやの高野豆腐ピーマンと似ていますが、今回は万願寺唐辛子です。


万願寺唐辛子とは、ゆうたら、ピーマンとしし唐の合いの子みたいな味わいの京野菜です。ぜんぜん辛くないです。たまに当たりがあって辛いらしいのですが、私は数年来、もりもり食してきて、一度も当たったことがないですね。ちょっとやそっとのことで辛いとかつらいとか感じない鈍感な神経だからなのか、とも自省します。




ともあれ夏は万願寺唐辛子を食べねばなりません。あ、ピーマンでもゴーヤでもいいですよ。とにかく青臭い野菜を喰いたいと欲する、その身体の欲望に従って喰らうのです。


万願寺唐辛子を太めに千切りして、種もそのまま捨てずにゴマ油で軽く(1分ほど)炒めます。塩昆布としば漬けを和えて完成です。


昆布の佃煮で和えてもよいですし、“ごはんですよ”みたいな、海苔の佃煮で和えてもおいしいかと思います。しば漬けは、薬味好きな自分のために紫蘇風味アクセントをと思って加えただけですので、無くてもかまいません。塩味と旨みを強くしたいなら、醤油をかけるとぐっと引き締まります。


いつも酒肴みたいなレシピですねー。実際、私はお酒のあてのために作ってるんで、。


こういった酒の肴はつやつや白ごはんによく合います。お酒を飲まないご家庭でも、この『万願寺唐辛子しば昆布和え』をばぜひ、明日の晩御飯のおかずの末席にいかがでしょうか。