『無銭優雅』

表紙が素敵じゃあ ありませんか?
このレトロチックなカバーをみているだけで、数時間過ぎてしまいます。


「無銭」「優雅」を組み合わせ『無銭優雅』なんて、画数が多い点、なにげに古風で、しかも組み合わせ方が楽しくて、うっとりする四字熟語だなぁと思います・・。


無銭優雅 (幻冬舎文庫)

無銭優雅 (幻冬舎文庫)


山田詠美さんのお名前は、実によい画数で、見た目にも美しい。
「詠」は、無条件に良いです。


そして「美」。
名前の中に「美」がある女性は幸いなるかな。


女性は美であることが存在意義そのものですからね。
姿かたち、思考思想、いずれかにおいて、「美」であることは、周囲の人にとって、もちろん、自覚していないかもしれませんが本人にとっても有益です。


山田詠美さんの著書には、初期の作品から一歩も半歩も妥協せずに、一貫して、同一のメッセージが、ただただ飽きもせず、こんこんと織り込まれています。


読み続けてゆきたい作家です。