『八日目の蝉』

数ヶ月前、仕事先の売店書籍コーナーでこの本を見つけて、パラパラめくり、「うーん・・」と悩んで結局買いませんでした。


八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)


そのとき買った本は『不味い!』です(笑)これは面白かった。
気楽に読める本が気分だったんですねー。


売店で立ち読みしたとき、角田さんの本にしては社会寄りな小説、
ええかっこしい?出版社の陰謀?万人受けするために新しい切り口で小説書いたの?
角田さんらしくないーと感じたので、いまいちだと思ったんだな。


でも、日記形式な内容で、そこは私小説的な従来の書き方を踏襲している。
日記形式なら書きやすいよ、って受けて書いてくれたのかなー。


いろいろ妄想してしまう。


形式的な深い厚みのある小説なんて書かなくても、角田さん自身のお話を書き連ねてある小説の方が、私は好きです。


でもやっぱり何を要望されても書けてしまうからプロなんだろうなぁ。