2005-05-14 ■ エッセイ 罪をすべて告白しざんげしたあとにも 情状酌量の余地を与えられなかった死刑囚が、 最期によこたわる場所。 それが、 歯科の診療台である。 常の重い罪を裁かれることのない私には、 うってつけの場所。 治療するところがなくなっても、 なんとか理由をつけて行きたい場所。 それが歯医者さんである。