リバー&地図


「君から風が吹く」と言われた。
確かに、風が吹いていた、
“風が吹いて”いるのが自分でもわかった。



室内で、エアコンの風など影響しない場所にて。
そこに、私含めて3人いた。
Aさんは、私の手を水平に静止させて、
自分の両手のひらを私の手から5cmほど離してはさんだ。
確かに。
私の手から風が吹いて、Aさんの手のひらにあたって吹き返されてくるのがわかった。



これは、超上現象とか、摩訶不思議な怪しげな話とかでは決してない。



それをきいたBさんは、
「バカなこと言うな、風のないところで風が吹くわけない!」
最後まで信じなかった。


Bさんにしてみれば、「君ら頭おかしいんじゃないか」
ということだろう・・。


つづく。