『きむらや』玉子焼




今日は朝から、「明石の玉子焼」第2弾を食すべく
ふたたび明石をめざした。


『きむらや』はJR明石駅から徒歩15分ほどの表通りに
かまえている、昭和風な、
昔そのへんにどこでもあったぽい
ご家庭の台所のような飾り気のないお店。



こちらの玉子焼は赤い板に20個盛ってあって、見た目にも
ボリュームたっぷり。
5人連れで2枚(40個)注文しているお客さんを横目に、
私は1人で1枚(20個)注文した。
ついでに、おでんのタコも頼む。



ここのタコの足おでんはかなり太く、ほおばって
かぶりつくのは・・、
嫁入り前の娘としてはちょっといただけない絵であったが
おいしそうなご当地ものは食べておかないと気がすまない私は
これだけで満足度指数急上昇。



さて本題の『きむらや』の玉子焼は、前回の『松竹』よりも
小麦粉の含有率が低く、より“たまご焼き”に近い逸品。



玉子焼の裏を返せば茶碗蒸し風の気泡が
卵のふわふわ感を実感させ、それを
小口切りおネギの浮いたダシに浸せばほろろとくずれそうに
箸にしなだれかかってくるのには、もう、
すするように食らいついてあげるしか方法がないのである。


その透明の魚系のダシは、あっさり薄塩だがしっかり濃いダシで、
多めに椀に注がれているつゆを飲みほして完食と相成った。