『詭弁論理学』
- 作者: 野崎昭弘
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1976/10/25
- メディア: 新書
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どこかできいたことのある論理パズルとその解説、
“ウソつき族と正直族”、連立式の解を求め、矛盾があるかないか検証する、など。
大阪駅の本屋さんで、仕事帰り、会社へ戻る途中にみつけました。ちゃっちゃと選んでその後コーヒー飲みながら読む時間をゆーっくりとりたかったのだけどね。すべての棚をなめまわし・新刊立ち読み・広告ポップを熟読・・・とやっていたら5分で用事を済ませるつもりが40分も過ぎていて・・時間見切ってこれを購入しました。
内容で目新しいものはないけど、見出しだけ読んでも面白い。
小児型強弁“ひたすら自分が言いたいことをいいつのる”
二 分 型“考え方を極端な基準でふたつに分ける”
相 殺 法“相手を肯定しておきながら、重箱の隅をつつき相手の言い分を帳消しにする作戦”
強弁補強術“論理的に無理な帳消し作戦をごまかすための、権威や大声の濫用、立て板に水としゃべりまくる戦法”
論点のすりかえ“はぐらかす、感情に訴える”
主張の言いかえ“否定二前提の虚偽、不当肯定の虚偽、三段論法の複合型”
消 去 法“消去法の失敗−失敗の逆用”
ドミノ議論“ひとつが倒れれば、全部が倒れる=は、本当かどうか?”
各々、事こまかにわかりやすく、くだらない事例が載っていて楽しいです。
なるべく会社の近くの喫茶店で読んで、すぐ会社へ戻れるように読書タイムをとりました。しかし・・喫茶店の従業員の黄色く騒がしい華やかな声に耐えられず、せっかくのコーヒーを全部残して退席しました。
あの煩さでは、本も読めやしない・・・・。